いよいよ20日にトランプ氏が大統領に就任し、以前から語っていたウクライナ戦争の終結に向けた動きを見せると予想されています。
ただトランプ氏は時間が経つと発言の内容が変わるなど行動が読みにくい所があるので、今回はいくつか終戦のシナリオを考えてきたので紹介します。
①東部4州占領エンド
トランプ氏がウクライナ支援を辞めるとウクライナは去年のように砲弾不足に陥り、ロシアの進軍を阻止するのが今以上に困難になります。
それでもドローンや地雷を駆使する事で2〜3年は持つ可能性はありますが、最終的には東部4州を占領された上ウクライナのNATO加入も阻止されるなど不利な条件を押し付けられるでしょう。
これが最悪のケースで米国の権威が失墜しNATO内の結束力が弱体化するだけでなく、他の領土的野心を持った国が他の国に侵攻する可能性も出てきてしまいます。
②ロシアの戦力枯渇エンド
ロシアの人口はウクライナの4倍程度ですが、人命を軽視した用兵を続ければ兵士の損失が採用数を上回り続け戦力不足になる可能性があり、そうなればある程度交渉の余地ができます。
またロシア国内のインフレと高金利、労働者不足、傷病軍人への恩給、西側の制裁により経済が疲弊していけば、現在徴収兵に払っている高給も払えなくなるでしょう。
ただ、この状況を実現するにはまず長い期間が必要で、それには粘り強い支援とロシアの収入源を断つ行動を行わなければなりません。
ちなみにソ連のアフガン侵攻は10年、ベトナム戦争は20年続いたので、軍事大国を退けるにはそれくらいの期間は必要になると考えるべきかもしれません。
③現実的なシナリオ
現実のトランプ氏は大統領就任から半年で戦争を終わらせるとの発言がありましたが、両陣営が大量の戦力と資金を投じている状況で戦争の終着点を見つけるのは殆ど不可能でしょう。
またウクライナがすぐに全ての失地を回復したり逆に東部4州が占領される事はなく、ウクライナは領土をロシアは兵力を失いながら時間だけが経過していくと思います。
今後もウクライナは守備に徹してロシアに出血を強いる戦術を取ると思いますが、ここから5年程度凌ぐ事ができればロシアの厭戦感情が高まると個人的には思います。
まとめ
ウクライナの戦線を維持するには米国の支援が必要ですが、トランプ氏の思考自体掴むのは難しくどういう方針なのかも大統領就任まではっきりしません。
ただ、時間の経過はウクライナに有利に働くと思うので、ロシアが占領に必要な対価を払えなくなるまで防戦を継続できるかが焦点になりそうです。