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ウクライナが取れる選択

トランプ氏が米国大統領に就任してからウクライナは一時的に軍事支援を停止され、クルスクで獲得した領土を大幅に失うなど苦戦を強いられています。

 

最大の支援国だった米国が相手側に着いた様に見えるのは絶望感がありますが、米国は民主主義の国であり独裁国家でないので、大統領が行き過ぎた行動をすればそれを咎められる仕組みになっています。

 

ウクライナは正念場に立たされているものの、まだま打つ手は残っているので、今回はウクライナに残された選択肢について考えていきます。

①世論の形成

歴史は勝者によって書かれるので、もしウクライナが戦争に負けてしまうと戦争の責任はウクライナにあるとの論説が形成され、ロシアが犯した数々の戦争犯罪もなかった事になります。

 

また状況変化に流されやすい人はウクライナが劣勢になっただけで長いものに巻かれようとするかもしれませんが、ロシアがキーウに進行した事実は消える事はなく正しい事実だけをしっかりと見る必要があります。

 

ロシアは歴史的にも情報戦に長け自身の主張が正しいとするプロパガンダを流し続けるでしょうが、1つ1つ矛盾を突きつけていき世界の人が間違った認識を騙されないようにする事が求められます。

②米国人の良心を信じる

トランプ氏は冒頭にも書いた様に米国という民主主義国家の元首であり、あまりにも国民の期待を裏切る事を続けると支持率の悪化という分かりやすい指標で評価されます。

 

ですので今後あまりにもロシア寄りの発言を続けると、不信感を募らせる国民が多くなるリスクを取る事になり政策の転換が期待できます。

 

ウクライナはトランプ氏というより米国の国民に正当性をアピールし、信頼を勝ち取る事が米国政府を動かすかもしれませんね。

③持久戦

上に書いた情報戦を成立させるためにもこれまでと同じ様に持久戦を仕掛け、あらゆる武器や人員、地形を利用して防戦に努める必要があります。

 

防戦が続くと国内の戦争支持が低下する可能性もありますが、これまでの戦いでロシア側も疲弊していて戦車や装甲戦闘車両を相当数消耗しているので、同じ面積を占領するのにより多くの人的損失が発生する可能性も期待できます。

 

これまでも時間の経過によりフィンランドNATO加盟やシリアやアフリカにおけるロシアの影響力低下などロシアが不利になる事が起こってきたので、とにかく諦めないで欲しいですね。

まとめ

トランプ氏が親露的な政治姿勢をとる限りウクライナは苦しい状況に追い込まれますが、独裁国家でない米国では大統領は国民の期待に応える必要があり政治姿勢の転換も期待できます。

 

ただ状況が改善するにはどうしても時間が時間がかかるので、ウクライナ将兵が少しでも長く防戦を続け未来を切り開けるよう祈りたいですね。