ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

FXのスワップポイントについて考える

今年に入ってから米国ではインフレを抑えるために金利を段階的に上げていて、グロース株や債券にとっては苦しい状況が続いています。

 

そんな中で注目されているのが外貨定期預金など金利上昇の恩恵を受けられる商品で、銀行からの広告等で良く見かけるようになりました。

 

今回はFX(外国為替証拠金取引)を使って得られるスワップポイントについて簡単に解説していきます。

FXのスワップポイントについて

FXにおけるスワップポイントとは金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買う事により、両国の金利差と保有期間に応じて得られる利益の事です。

 

スワップポイントが支払われるのはポジションを解消したタイミングで、保有期間に応じて日割りで計算された金額が手に入ります。

 

高配当株と違ってポジションを手放さないと利益が発生しませんが、金利が高かったり金利の上昇が見込まれている国の通貨のポジションを持つ事で高いリターンが期待できます。

米国ドルが狙い目の理由

一般的にスワップ狙いの場合、トルコリラやメキシコペソなど金利の高い新興国の通貨が人気ですが、値動きが激しいため長期で持つには大きな元本棄損リスクを背負う必要があります。

 

そこでリスクとリターンが見合っていると私が考えたのが米国ドルで、政策金利が3%程度と先進国の中でも高い水準であり、取引量が多く少数の投機家が相場を操作できないため相対的にリスクが低いのが大きな強みです。

 

また現在FRBがインフレ抑止のため金利を段階的に上げていくことが予想されていて、スワップポイントの利回りも今の水準より高くなるので、この点も追い風になっています。

まとめ

米国の金利が上昇している今、高金利の恩恵を受けられる投資はますます注目されると思います。

 

ただ未来の事は誰も読めないので、各人が自分の目的に合った商品を良く理解した上で投資する事が大切ですね。