中国がレアアースの輸出を規制した事で日本は代替先を考える必要があり、友好国と連携しながら自国内で採掘する選択肢も探っています。
今回はレアアース関連で重要な取り組みについて考えていきます。
①同盟国との連携
中国以外にレアアースが多く埋蔵されているのは米国や豪州などが挙げられ、中国産よりコストが嵩みますが現実的な選択肢と言えます。
レアアースの様な重要資源は安定供給が最も重視されるため、何か都合が悪い事があれば輸出規制を行う様な国に依存してしまうのは非常に危険です。
また多くの国が中国産レアアースの購入量を抑えていくと中国経済にも悪影響が出る可能性もあり、そうなれば中国側も強い態度で交渉できなくなりそうです。
②自国内での採掘
最近ニュースにもなった南鳥島近海での採掘は海底で濃縮されたものを採掘するため、陸上で採掘されたものより放射性物質の含有量が少ないという特徴があり、精錬時の環境汚染リスクが少なくなります。
問題はレアアースが存在しているのが海底6000mの深海という事で、高い技術的が要求される上世界初の取り組みという事で発生するリスクも分からない事が多いです。
現時点で商業化までは至らない可能性もありますが、この分野の研究を深めノウハウを蓄積していけば将来的に採算コストに見合った成果が出るかもしれないので積極的にチャレンジして欲しいですね。
③リサイクル
レアアースは使用済みの製品から回収できるものもあり、一例としてホンダはニッケル水素バッテリーからレアアースを80%程度回収する技術を持っています。
2010年に中国がレアアースの輸出を停止した際も、携帯会社が古い携帯電話を回収する取り組みを行い貴重なレアアースを取り出して急場を凌いでいたので、リサイクルは非常に重要です。
現在では家電にもレアアースが使われていますが家電の回収率は低い様なので、今後壊れた家電が適切にリサイクルされれば輸入量を大きく削減できるかもしれませんね。
まとめ
レアアースは現代では非常に重要な資源ですが、供給が不安定な中国に頼っているのはリスクがあり、まずは友好国からの輸入割合を増やしていく必要があります。
それと同時並行で海底からの採掘や効率的なリサイクル技術を進化させる必要があり、一般人の私たちもリサイクルに協力するなど自分にできる事をしたいですね。