今回は貨幣処理機大手の日本金銭機械(JCM)について調べてきました。
企業の概要
日本金銭機械は最初は日本円の真贋判定をする紙幣識別器を手がける企業としてスタートし、その後世界中の通貨に対応した紙幣識別器やATM、レジスターの製造をおこなっています。
得意にしているのはパチンコなどの遊技場施設で用いられる機器で、コインや玉などの特殊な形をした物を搬送する技術が評価されています。
その他の製品では、磁力連動運搬方式という物流ラインの下に磁石を設置しそれを動かす事で軽量物を運搬するシステムがあり、ラインの向きを逆にしたり分岐を作りやすいというメリットがあります。
株価・配当について
株価:976円
配当金:40円
配当利回り:4.10%
配当性向:35.3%
各種指標について
ROA:7.7%
ROE:11.9%
自己資本比率:64.9%
まとめ
日本金銭機械は紙幣識別器を得意にしている会社で、遊技場施設で使われる様な複雑な形をした物体の識別や運搬にも定評があります。
高配当株として見ると高配当&低配当性向に加え自己資本比率や利益率も高い水準ですが、遊技場は全国的に縮小傾向にあるので他の分野を伸ばせるかが課題になりそうですね。