海外の利上げや量的緩和の縮小などの影響によりここ半月程で急激に円安が進んでおり、円の実質的な購買レートは半世紀前の水準まで下がったと言われています。
円安が短期的なトレンドだとしたらこれに振り回されるのは良くありませんが、更なる円安に備えるために円の逃避先について考えていきましょう。
候補①米国資産
自国通貨の逃避先にあまりにもボラティリティが高い国の資産に投資すると、為替レート以上に資産が増減する可能性があるので、ある程度安定した先進国に投資することが大切です。
そこで世界最大の金融強国であり、ETFや債券といった資産が金融法制により守られている米国は魅力的な投資先になり得ます。
個人的には資産の半分近くを米国資産にするのがいい温度感だと考えていましたが、これ以上円安が進むようなら少し米国資産の割合を増やすのもいいかもしれません。
候補②ゴールド
ゴールドは時代や場所を問わず価値が認められてきた伝統的な資産で、これを保有する事であらゆる通貨安や暴落相場に備えることができます。
ゴールド自体は利息や配当を産まないので持ちすぎるのも考えものですが、有事のゴールドの値動きは非常に頼りになるのでポートフォリオに組み込むといい働きをしてくれそうです。
候補③海外製品
円安が更に進むと考えるなら今のうちに海外の家具や家電など値段の張る物を買うのも1つの手です。
欲しくない物を買う必要はありませんが、数十万円の買い物の場合1%の為替変動でも大きな値段になるので、更に円安が進むと読むなら値上げ前に踏み切ると良いと思います。
まとめ
為替変動は投資をやっていない方にとっても関係のある要素で、対応策を考えておくと為替が急激に動いた時に対応できます。
こういう時に何もしないのも一つの判断で結果的にそれが正解かもしれませんが、個人的には円安トレンドが続くと考えているので少し米国資産を増やしていきたいですね。