世間では直球なネーミングセンスでお馴染みの製薬会社が注目されていますが、割安で有名企業の株が買えるといっても安易に飛びつくのは非常にリスクが高いのでお勧めできません。
今回は逆張り投資の使い所について考えていきます。
相場全体が下落している時
株式市場ではリーマンショックやコロナショックの様に市場全体が落ち込む時が定期的に来るため、優良企業の株価が普段は買えない安さまで下がる事があります。
景気の影響で株価が下がっている状況でも良い経営を行っている企業には価値があるので、逆張りで買いに向かう事で将来的に利益が見込めそうです。
ただ不況から社会が立ち直るには時間がかかるので、短期的には利益は出ず数年単位で待つ姿勢が大切になります。
事故による下落
1社だけが落ち込むケースでも会社が不祥事を起こしたのではなく、自然災害など外部環境の変化による場合は逆張りで買いに向かうチャンスになります。
台風や地震の影響で事業ができなくなるほどのダメージがあっても、事業を行う社員が無事で十分なキャッシュがあり顧客が離れなければ立ち直ってくれそうです。
また保有している株にも同じ事が言えて、経営効率が少し悪くなっても自己資本比率が高くキャッシュを多く持っている企業は不測の事態に備えられそうですね。
配当落ちによる下落
企業が配当金を支払うと理論上は1株配当金の額だけ株価が下がるため、少し安く株を買う事ができるという買い方があり、利回りの大きい高配当株では効果を実感しやすいです。
ただ配当落ちのあとの株価が低い水準とは限らず、買った後も値が戻らなかったり下がり続ける事もあったので、本当に配当落ちのタイミングが1番良いかはわかりません。
ちゃぶ台をひっくり返す様ですが株価はランダムに動き高配当株は売却益を重視しない事から、納得できる理由ができた時に買うというのが心理的に良いのかもしれませんね。
まとめ
逆張り投資は普段は優良株を安く買える可能性のある方法ですが、タイミングを図る投資は何かしらの不安要素を抱える事になります。
世界的な投資家でも沢山失敗をしているのが株式投資なので、完璧な売買を目指すのではなく程々の成果を上げ続け生き残る事を優先したいですね。