私は高配当株投資を行っていますが、高配当株をただかき集めているだけでなくいくつかのルールがあり、高配当株であっても絶対に避けなければいけない特徴があります。
今回はそんな買ってはいけない高配当株について見ていきましょう。
特徴①見せかけの高配当株
配当が増えたのではなく、業績不振により株価が下がり結果的に配当利回りが高く見える「見せかけの高配当株」は絶対に避けなければなりません。
こういう株は配当利回りを高い順に並べた時に上位に来やすいので、過去の配当推移と株価推移は真っ先に確認するべきです。
ただ高配当株投資では、優良企業の株価が落ちた所を狙う「逆張り」を行うこともあるので、買い増しや損切りの基準をあらかじめ決めておくと冷静に立ち回る事ができます。
特徴②配当性向が極端に高い株
配当性向は、(1株当たりの配当金/1株当たり純利益)で求められる指標で、企業の利益をどれだけ配当に回しているかが分かります。
配当性向が100%を超えるタコ足配当を行っている企業は勿論のこと、70%でも少し業績が少し悪くなれば危険な水準になるので、個人的には40%前後を目安に投資しています。
特徴③問題を多く抱えた株
有名な高配当株であっても、システムトラブルを頻発したり、詐欺紛いの事業を行うような問題のある企業は投資家の信頼を得にくいので高配当株投資だけでなくあらゆる投資に向いていません。
こういう株は会社の体制や文化そのものが腐っている事が多いので、指標だけを見るのではなく過去の問題を洗い出す事が重要です。
まとめ
高配当株投資はただ高配当株に投資すれば良いという訳ではなく、様々な事に気を配らなければなりません。
しかし暴落相場では優良企業も見かけの利回りが良くなる場合があるなど、臨機応変な対応が求められる所が難しくまた面白い所ですね。