ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

日経平均が過去最高値を更新した意味

先月日経平均株価が過去最高値をバブル期以降初めて更新するという数年前では考えられない事が起こり、国内外で大きく報道されました。

 

今回は最高値更新により今後起こりうる良い変化について考えていきます。

インデックス投資の選択肢になる

インデックス投資では米国株や全世界株に連動する指数がよく選ばれますが、今後は日経平均に連動するファンドも選択肢に入るかもしれません。

 

日本株イノベーションを起こす様な高成長株はありませんが、安定感のある成熟企業が多く日本から投資する場合為替リスクがないというのも魅力です。

 

間違ってもメインに据えるのはお勧めしませんが、例えば米国株のインデックスファンドと組み合わせる事で投資先の分散効果を得るという使い方はできそうですね。

②資金の避難先になる

低迷する中国市場からの資金が流入した事で日経平均の急伸に繋がった様に、ある国が経済的に落ち込んだ場合に資金の逃避先になる可能性があります。

 

日本企業は良くも悪くも投資に消極的で伝統的にキャッシュを多く持ち、日経平均のPBRは2倍前後でS&P500の半分程度という事もあり相対的に下落耐性は高いといえます。

 

実際には債券やゴールドなど別の要因で価格が変動する資産の方が良いですが、例えば海外の投資家から見た時に円建ての資産に分散投資するという戦略も取れそうです。

日本株のイメージが回復する

日本株バブル崩壊以降日経平均39,000円の壁に近づく事もできず、インデックス投資に批判的な投資家からは「株価の上昇にはいつか終わりが来る」という例として用いられる事もありました。

 

最高値を更新した事で状況は変わりつつあり証券会社は顧客に堂々と日本株を販売する事ができますし、ニュースでは投資の話題が増えるなど実態経済にも良い影響が出始めています。

 

暗い雰囲気が立ち込めている日本では明るい話題が必要で、株価の上昇により社会に明るい雰囲気が広がり、更にその恩恵を享受できる方が増えれば良いですね。

まとめ

日経平均株価は30年以上低い所を往復していて、米国株の上昇局面では上がらず下落相場では一緒に落ちるという悪い動きを続けていました。

 

それが最高値を更新した事で国際的に注目が集まり、投資家だけでなく社会も明るくなるきっかけになりつつあります。

 

これから先の事は何も分かりませんがこの機を逃さず各企業が積極的に利益を上げ、日本経済がかつての勢いを取り戻す事に期待したいですね。