2022年に入り、オミクロン株の流行や米国の金利上昇、テーパリングの実施、中国の不動産市場の不況等、景気の後退が心配されています。
今はS&P500指数でいうと、直近の高値から10%も下げていませんが、20%以上下げる暴落相場がきても対応できるよう有力な買い増し戦略を考えていきましょう。
戦略①ドルコスト平均法
インデックス投資をする際よく用いられるドルコスト平均法を愚直に続ける戦略は、単純ながら非常に有力です。
性質上最安値で買うことはできませんが、買い場を逃す事なく保有数を伸ばす事ができるので、市場がクラッシュするなど特殊な状況以外あらゆる状況に対応できます。
戦略②マイナス5%ルール
週足で投資している商品が5%下落しているときに買い増すのがマイナス5%ルールです。
上はコロナショック時のS&P500の動きで、週足ベースで3回5%以上下がりました。
このように短い期間に株価が下がっても買い増していけるのはメリットですが、1回当たりの購入量を見誤ると資金が底をついてしまったり、逆に反発が早く十分に買えないリスクもあります。
ですので基本的にはドルコスト平均法で買い進めつつ、小ロットでマイナス5%ルールを併用するのが無難です。
戦略③底値で一点買い
最後は暴落の底を読み切り一回の取引に大金を注ぎ込む一点買いで、景気の移り変わりを察知する短期投資の要素が出てくるのが特徴です。
基本的には大底は狙わず、暴落相場で3日連続で陽線をつけたり、政治や地政学リスクが解消された時など自分なりの基準を持って買いに行くのが基本になります。
ただし、相場のプロでも暴落の底を見極めるのは難しいので、周りの人と違うタイミングで投資するという惑わされない心が大切になります。
まとめ
暴落は長期投資を継続していくと何回かは遭遇する一種のイベントのようなものです。
実際に暴落相場が来る前に戦略を練りメリットとデメリットを把握する事が大切ですね。