現在は若い世代を中心にタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する方が増えていて、掻い摘んで情報を集めたり映像を倍速で視聴するなど特徴的な行動が見られます。
これは世の中に情報が溢れているため効率的に情報を集めるための変化だと思いますが、投資においてはこの考え方を使うべきでない場面もあるので具体的に見ていきましょう。
タイパ思考を発揮するべき場面
自身の時間を殆ど消費せずに済むのがインデックス投資で、必要最低限の知識を身につけた上で広く分散された低コストのインデックスファンドに長期間投資する事で経済成長の恩恵を受ける事ができます。
近年では資産運用会社の努力で投資コストが抑えられNISAの様な優遇税制も整備されているので、特に投資に時間をかけられない方にはおすすめです。
投資のプロ以外は優良投資信託を保有し続けてそのまま忘れてしまうくらいの方が結果が出やすいので、銘柄の選定や入れ替えは資産運用会社に任せて自身の人生で大切な事に時間を使いたいですね。
タイパ思考を排除するべき場面
タイムパフォーマンスを重視すると言っても速くお金を増やそうとした場合、ボラティリティーの高い商品に手を出してしまったり、信用取引の様なハイリスクな取引を行ってしまう危険があります。
投資の情報を集める際は、リスクとリターンの関係性など基本的な事が分かっていないと期待利益の大きさばかりに注目してしまったり、投資の皮を被った詐欺商品の被害に合う危険もあるので注意したいですね。
またそれでもトレードやハイリスク資産を扱いたい場合は、専門的な知識とメンタルコントロール、資金管理などを身につける必要があるので覚悟を持って望みたいですね。
まとめ
タイパ思考は娯楽の情報を集めたり短時間に沢山の趣味に触れる時は活躍しますが、投資は専門的な知識がないと成功するのは難しいです。
一部の才能のある方以外は最低限の知識を身につけインデックス投資をする事で、貴重な時間を投資以外の他の事に使っていきたいですね。