現在の金融市場は非常に株価の値動きが激しく、短期トレードに興味が出てきている人もいるかもしれませんが、短期投資で利益を上げ続けるのは非常に難しく万人にお勧めできません。
今回は短期投資で勝つ難しさについて考えていきます。
①税金・手数料が回数分かかる
日本国内で株式の譲渡益には利益部分に約20%課税されるので、例えば100万円で買った株を150万円で売ったとしても約10万円は税金で差し引かれてしまいます。
従ってトレードの回数を少なくする事で税金を引かれる回数を減らしたいのですが、勝負所を窺っていると資金を腐らせてしまいます。
②破産リスクがある
株の信用取引や他の投資にあるレバレッジ取引では買付余力以上の資金で投資を行う事ができますが、一回の取引で退場を迫られる事もあるハイリスクハイリターンな手法になります。
かといって自己資金のなかで取引を行うと資産増加のスピード感が出ず、結局手数料負けや損切り貧乏になる場合もありバランスの取り方が難しくなります。
③投資先の選定が難しい
短期投資で収益を上げるには、短期間で急騰する銘柄を早い段階で買ったり、逆に暴落しそうな銘柄を空売りする必要があります。
もちろん1つの銘柄に絞る方法もありますが、値動きが落ち着いてしまうとポジションを持ちにくくなるので複数の銘柄・商品の専門的な知識を身に付けるべきでしょう。
まとめ
短期投資はインデックス投資や高配当株投資と比べて上手くいった時のリターンは大きいですが、難易度や失敗した時の痛みは非常に大きくなっています。
ただ、人によってはこのくらいの投資が肌に合う場合があるので、あくまでも投資の目的や必要なリターンによって手法を選んでいきたいですね。