株式や投資信託の導入として積み立て投資が主流のひとつとなり、コツコツと純金を積み立てるサービスも登場しています。
ただ同じように債券を積み立てている方もいますが、債券の積み立ては少なくとも万人向けではないので今回はその理由について書いていきます。
積み立て投資が効果を発揮する資産
積み立て投資はインデックスファンドやゴールドなどある程度価格変動があり、将来的には価格が上昇しそうな商品については大きな効果を発揮します。
買う時期を分散させる事で最安値で買えない代わりに高値掴みを防ぎ、投資先を間違ず忍耐力があれば誰でもプロを含めた市場参加者の平均点を取ることができるため優秀な投資法と言えます。
一方で優良企業の社債や国債のような債券は相対的に価格変動が小さく、通常の相場では積み立て投資を行っても同じような価格で買う事になりあまり効果的ではありません。
また債券の中にはジャンク債のように利回りが高い代わりに価格変動が株式並みに高い商品もありますが、それらは相場に精通したプロ向きの商品であるため普通の方は投資候補に入れない事をお勧めします。
債券の買い方
債券は保有する事で資産全体の値動きを緩やかにし、生の国債や社債であれば低い元本割れのリスクや得られる利子が魅力の資産です。
つまり株式のようにリターン第一の資産ではなく守備力が強みなので、一般的には投資を始めたてで若い方より中高年〜老年期の方向けとされています。
具体的な買い方の例としては、これまで株式100%で投資をしてきた方が40代になって株を売って20%を債券を買い、老年期に入って更に株を売って全体の半分を債券で運用する方法が考えられます。
これなら若い間は株で資産を増やせますし、生涯に渡ってバランス良く投資できそうですね。
債券の積み立てが向いている方
基本的には上のように投資期間や人生の段階に応じて買うのがお勧めですが、投資開始から終了まで債券比率を一定にしたい方には積み立ても有力な選択肢になります。
例えばインデックスファンド7割、債券3割のように債券の比率を決めておくと、最後まで淡々と積み立てられるので後々の比率変更が不要な点がありがたいですね。
まとめ
基本的には資産は増やしてから守るのが大切なので、若年期は株式、老年期は債券をメインにするのがお勧めです。
ただ人生設計や取れるリスクが全く同じ人はいないので、資産配分は必ず自身で考えるようにしたいですね。