株や債券は伝統的資産と呼ばれていますが、特に相場が良い時は債券は蔑ろにされがちです。
債券は相場低迷時に現金と並んでポートフォリオへのダメージを小さくしてくれるのが特徴ですが、株式ほどリターンは望めないので投資割合や保有開始時期が重要になります。
そこで今回はいつから債券投資を始めるのが良いか年齢別に考えていきます。
①投資開始時&20代
投資を初めて直ぐのタイミングでは株式の保有を重視した方が良いと思う方も居るかもしれませんが、株式と債券を保有することで、リスクとリターンのバランスを考える事ができるのでからある程度債券を保有のも手です。
長期投資の場合は資産配分が最終的なリターンに大きな影響を与えるので、早いうちにリスク許容度の大きさを肌感覚で感じとりたいですね。
②40代〜50代
社会人として折り返しを過ぎると人生の中で得られる労働所得が少なくなるので、資産を減らす痛みがだんだん大きくなってきます。
最終的に到達したい資産によっては株式を重視すべきですが、この年代になるまでにリスクを抑えられるように計画を立てていきたい所です。
③60代&引退後
4%ルールで有名なトリニティスタディでは株式と債券を50%ずつ保有したケースを想定しているので、老年期においては債券の取り扱いが重要になります。
また、老後はお金を増やすより使っていく段階なので、同時に現金比率にも気を配りたいですね。
まとめ
債券は値動きが株より小さく下落相場で効果を発揮しますが、買い始める時期を考えないと最終的なリターンを大きく損ねてしまいます。
最終的には個人のリスク許容度や投資の目的に寄りますが、思っているよりリスクを取りすぎている人が多いので余裕を持った投資をしていきたいですね。