高配当株から受け取った配当金の使い道は自由で、投資の目的や目標にしている資産規模によって使い方が決められます。
配当金の扱いは個人個人で投資前に決めてられているとは思いますが、今回は配当金を使い切る考え方について紹介していきます。
①配当再投資は税金面で不利だから
配当金には税金がかかり、再投資する投資効率が非常に悪くなるため最初から全ての配当金を再投資をするならインデックスファンドなど他の投資先を選んだ方が良さそうです。
経済状況を考えて高配当なバリュー株に投資し値上がり益を狙う場合など例外はありますが、できるだけ癖のない手法を選びたいですね。
②インフレ率に負ける場合があるから
高配当株は単純な期待リターンの大きさではインデックスファンドやグロース株に劣り、場合によっては資産の増え方が物価上昇率と変わらなくなる可能性もあります。
先進国のインフレ率は2%前後を目標にしているので実際には高配当株の利回りが上回りますが、高いインフレ率が続くと予想するなら貰った配当金をすぐ使うのも合理的な作戦と言えます。
③今と未来のバランスがとれるから
一般的に若い方が金から価値を引き出す事ができ、勉強や趣味、人付き合いにお金を使うのは人生を豊かにするのに重要な事です。
また長期投資を続けると資産が増やすことに執着してしまって、人生の終盤になって大量に余らせてしまうとバランスが悪いので意味がありません。
当然家族に資産を引き継ぐのも1つの考え方ですが現在の人生は生きている間しか観測できないので、できるだけ後悔のない様にお金を使っていきたいですね。
まとめ
高配当株投資は純粋に資産拡大を狙うにはやや不向きで、リターンより選択肢を増やす事に重点を置いている方向きと言えます。
江戸っ子の様に宵越しの銭を持たないのと同じくらい大金を残してこの世を去るのもバランスが悪いので、投資をしながら心地の良いお金の使い方を探していきたいですね。