私達が普段投資をする中で、一時の感情に任せて取引をする場面があるかもしれませんが、最初の計画にない行動はどんな分野でも失敗に繋がる事が多いです。
今回は人のどんな本能や性質が資産運用に悪影響を与えるか見ていきましょう。
①コツコツドカンを繰り返す
短期投資の代表的な失敗例として小さな利食いを繰り返して大きなリターンを得られず、逆に含み損を抱えた時に損切りできず致命傷を抱えるパターンがあり、コツコツドカンや利小損大の名で知られています。
これはダニエル・カーネマン氏のプロスペクト理論により多くの人が生まれながらに持っている事がわかっていて、克服するために過去の実例から学んだり実際に体験する必要があります。
人間の本能的には気持ち悪い状態でも、投資の目的に合わせたルールを決めてそれを厳守する事で、結果的には望んだ結果に近づけていきたいですね。
②人と比べてしまう
人間は周りの真似をして言語や道具の開発を行う事で発展してきた動物なので、どうしても他人の動向が気になります。
ただ、投資に限って言うと取れるリスクの大きさは異なりますし、目的や資金の大きさも変わるので、まるっきり人の真似をするのはお勧めできません。
現代社会では情報の取捨選択が重要になるので、目的を達成するのに必要な情報を上手く取り入れたいですね。
③爆益依存症になる
人は依存症になり易く、酒やギャンブルを始め、ソーシャルゲームのガチャや砂糖など様々な依存症に陥る危険があります。
資産運用を行う中でも大きな利益を得た時にはある種の依存症になるケースがあり、リスクを取りすぎたり投資に回してはいけないお金に手をつけてしまう事もあります。
最初からリスクの高い短期投資をしようとするのは構いませんが、準備と心構えのできていない短期投資は非常に危険なので最初の目的を最後まで忘れないようにしたいですね。
まとめ
投資を行う中で人間に備わっている本能に振り回されると失敗する事が多く、投資の世界から退場する危険もあります。
最初に決めたルールを守る事で少なくとも想定外の結果にはならないので、限られた人しかない才能が備わっていると思わず行動したいですね。