ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

行き過ぎた分散投資のデメリットを考える

長期投資をするに当たって株式や債券、不動産やその他の商品に分散投資するのは一般的ですが、投資先を分散させすぎるといくつかデメリットが生じます。

 

今回はそんないきすぎた分散投資のデメリットを考えていきます。

分散投資の意味

例えば、株式に投資するとして日本に集中投資すると日本が低迷した時大きな痛手になってしまいます。


そんな時に重要になるのが国際分散投資で、日本だけでなく米国等の先進国や新興国などに分散投資しておくと成長の恩恵を受けられたり、1つの国の損失を他の国でカバーできる場合があります。


株式は比較的リスク(値動きの幅)とリターンが高い投資先ですが、これにリスクとリターンが低い債券を組み合わせる事でポートフォリオ全体のリスクとリターンを調整できます。


また、埋蔵量が決まっているゴールドやハイリスクハイリターンな仮想通貨、レバレッジをかける事ができる現物資産の不動産など様々な投資先に分散する事で一極集中による危険を回避できます。


このように複数の種類の国や商品に分散投資する事で、リスクやリターンを心地よい水準に調整し、また危険への備えができるのです。

事例①沢山の投資信託に投資するとどうなるか

国際分散投資をするには投資信託を使うのが便利ですが、1つの国に投資できるファンドを何十国分も買うよりは、VT系のファンドを1本買えば事足ります。


ここまで極端でなくても、例えば高配当を狙ってファンドを買い進めていたのに、グロース等ほかのアクティブファンドを買うと利回りが下がり、最初の目的が達成できなくなります。


また、キャピタルゲインを狙って投資信託を買うと最終的に売る必要が出てきますが、あまりにも種類が多いと取り崩し方が分かりにくくなり、売るたびにポートフォリオの構成が変わってしまうので管理が面倒になります。


結局の所、投資信託を組み合わせるよりもそれぞれの投資目的に合ったファンドの選定を行った方がいいでしょう。

まとめ

分散投資は必要なものですが、やりすぎると管理が難しくなったり、かえってリスクが増える場合があります。

 

闇雲に分散投資する前に、目的にあった少数のファンドと債券をメインに投資してそこに少しの商品を組み合わせるのが無難でしょう。