世の中には色々な投資をやっている人がいますが、とりわけ長期投資をする人の中には節約家になっていく人が多いように感じます。
例えば、毎日買っていたお茶の代わりに水筒を持参したり、コンビニで買っていた物を安いスーパーでまとめて買うといった具合です。
では節約したお金を投資に回すとどの程度差が出るのか実験してみました。
ペットボトルのお茶の例
まずは、20年間積み立て投資をしているA男とB子の例を見てみましょう。
A男
毎年1,200,000円を積み立て年利5%で20年運用
B子
毎年1,200,000円+43800円(お茶代)を積み立て年利5%で20年運用
計算すると20年後2人の資産は
A男:1,200,000(((1+0.05)ˆ20)−1)÷0.05
≒3967万円
B子:1,243,800(((1+0.05)ˆ20)−1)÷0.05
≒4113万円
このように約146万円の差が出ます。
仮にB子さんが20年後にA男さんが払ってきたお茶代の876000円を払ったとしても58万円以上多くB子さんが得をする事になります。
まとめ
今回はペットボトルのお茶の例でしたが、自動車を持たずにリースやレンタカーを利用するなどして大きな金額を投資に回すと複利の作用で最終的な金額が大きく変わってきます。
こういう複利の効果を十分に知った投資家が、投資に回す資金を工面するためにだんだんと節約家になっていく訳です。
しかし、今回の例にもあるように20年後に7300本のお茶を買っても仕方がないのでお金は必要な時にはしっかり使っていくことが大切ですね。