ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

本多静六の投資手法「四分の一天引き貯金法」の効果を調べる

今回は林学博士として大学で教鞭を執る傍ら、投資で莫大な財産を築いた本多静六の貯金法「四分の一天引き貯金法」についてみていきましょう。

投資手法の詳細

四分の一天引き貯金法は、本多静六の著作「私の財産告白」で紹介された手法で以下の様なものです。

  1. あらゆる通常収入は、それが入った時、天引き四分の一を貯金してしまう。
  2. 臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に織り込む。

 

本多はこの貯金法で貯まった金を銀行に預けて利子収入を得たり、株や土地山林に投資していきました。

 

本多がこれを行なっていたのは日露戦争後の好景気だったので、株価は上がり保有していた山林も木材の値上がりにより大きな利益を出しました。

現代で行うとどうなるか

それでは現在の平均的なサラリーマンがこの手法を行うとどうなるか考えていきましょう。

 

日本人の平均年収は約436万円なので、手取りを350万円(月収24万円×12+賞与56万円)で計算すると・・・

    24×12×0.25+56=128(万円)

 

これを株に分散投資して年間3%のリターンが得られたとすると、30年で約5600万円の大金になります。(毎月積み立て額10.67万円、半年複利複利毎課税20.315%で計算)

 

年収の上昇を考えていないザックリとした計算ですが、普通の人が行っても準富裕層レベルの資産が手に入る様です。

まとめ

本多は時代に恵まれていた面もありますが、貯金を増やして様々な資産に投資に投資するのはどの時代でも通用する手法だと思います。

 

現在は投資商品が多岐に渡り、当時の山林投資の様な投資先があるかもしれませんが、私はあくまで株式投資という王道の手法でのんびりと資産形成していきたいですね。