ネコート式のんびり長期投資

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訪日客の増加傾向について考える

円安とコロナ禍で旅行ができなかった反動もあり2023年には訪日外国人数が2000万人まで回復し、今年も多くの観光客の訪日が見込まれています。

 

今回はインバウンドの増加により日本経済にどんな良い影響があるか考えていきましょう。

①習慣や文化を輸出できる

商品を購入するだけでなく体験を通して習慣や文化を知って頂けると、観光客が帰国した後も関連する商品を買ってもらえます。

 

日常生活で日本食や茶を楽しんだり日本製のゲームや映像作品にのめり込む方が増えれば、海外で手に入らないものを日本から輸入する必要があるので各市場の成長にも期待できます。

 

またSNSの発達により一般の方も情報を拡散できるので、相乗効果で日本製品が一般的なものになれば企業の海外進出のハードルも下がりそうですね。

②減少する内需を補填できる

日本では人口減少を食い止めるのは難しく内需に依存する経営は難しくなりそうですが、観光客が宿泊施設を利用し食事を摂り、公共交通機関を利用する事で内需減少の影響を緩和できます。

 

特に日本人でもあまりいけない様な高級な料亭なども物価上昇が緩やかな事に加えチップ文化がない事から相対的に安く見える場合もあり、情報を上手く発信する事で広い分野に恩恵が広がります。

 

また複数回日本を訪れたリピーターの方は都市部や景観の美しい場所だけでなく地方都市にも足を運ぶケースもあるので、需要回復の効果は全国に波及する期待も持てそうです。

③外貨獲得の手段になる

外国の方が日本に行く際は必然的に自国通貨を円に替えて消費をするので、外貨獲得の手段の1つとなっています。

 

日本はこれまで欧米や中国の様に観光に力を入れていなかっただけに伸び代があり、消費額単価や日本を訪れる人数が増えれば観光業の存在感が増しそうです。

 

様々なイベントや文化をアピールして観光客に楽しんで貰う事で結果的に日本経済が潤い、観光地を整備する再投資を行える様になれば理想的ですね。

まとめ

日本は独特な文化や治安の良さから一定の人気があり、円安も相まって今後も多くの観光客の来日が見込まれています。

 

落ち込んだ内需を支え経済に良い影響を与えるのは間違いないので、今後も観光に力を入れる動きが広がりそうですね。