今回は高配当ETFのVYMの30年後の分配金を予想し、VYMの保有数に応じてどのくらいのインパクトがあるか考えていきます。
30年後のVYMについて
VYMは設定日の2006年の11月に50ドル付近だった株価が、そこから15年後の2021年11月の株価は2.2倍の110ドル前後に上昇しています。
このペースでいくと30年後の株価は、今年の株価(110ドル前後)に2.2の2乗をかけた534ドルと予想します。
またVYMの分配金利回りは全期間を通じて3%前後となっているので、この株価で計算すると30年後の分配金は16.02≒16ドルになるでしょう。
メモ「30年後のVYM(1ドル=137円)」
株価:534ドル(約73,000円)
分配金:16ドル(約2,200円)
①保有数350口
30年後にVYMを350口保有していると税引き前で国民年金の満額77万円に近い金額を受け取れます。
当然30年後の物価は上がっているはずですが、この金額でもそれなりの海外旅行に行ったり、堅実に家計の負担を減らす事ができるのは良いですね。
また、この口数であれば今から毎月1口ずつ買っていけば30年後に間に合うのでハードルの低さも魅力的ですね。
②保有数2000口
30年後にVYMを2000口保有していると2021年の平均年収445万円に近い金額を受け取れます。
この水準になると人生設計を変えるほどの影響が出てくるので狙う価値はありそうです。
今から達成するには毎月5〜6口を買い続け、場合によっては分配金を再投資すれば良いので現実的に達成できる範囲なのは嬉しいですね。
③保有数4600口
30年後にVYMを4600口保有していると年間の分配金が1000万円を超えてきます。
この水準に達するには現時点である程度保有しているか、あるかも分からない暴落時にまとめて購入するなど難易度が高い手法が必要になります。
ただ普通の方が目指すと茨の道になるので、基本的にはもう少し低めの目標を設定するべきでしょう。
まとめ
VYMは高配当ETFの中では株価推移や分配金推移が優秀で、個人的にはインデックスファンドや増配系のETFに次いでおすすめのETFです。
今後も高配当株投資を行う上で強い味方になってくれそうなので、今後も継続的な増配に期待したいですね。