今回はバンガード社が運用する人気の配当系ETFのVYMとVIGについて、過去の増配率の平均から将来の分配金推移を予想していきます。
実験のルール
①実験期間は2021年から2057年
②スタート時点の分配金をVYMを3.0961ドル、VIGを2.6601ドルとする
③増配率は2007年から2021年までの平均であるVYM6.07%、VIG8.28%を採用する
実験の結果
結果的に2057年時点でVYMの1株分配金は27.4ドル、VIGの1株分配金は50.47ドルとなりました。
また、1万ドルをそれぞれのETFに投資した時、再投資をせずに受け取った分配金の合計を1年毎に計算すると以下のようになりました。
このように、受け取った分配金の合計でVIGがVYMを上回ったのは2056年のことで、実に25年を要しました。
まとめ
VIGの増配率は非常に高く、現実でも10年もしないうちにVYMの1株分配金を上回りそうです。
ただ、単純に分配金をたくさん貰うのが目的で20年以上の長期保有が難しい方にはVYMも良い選択肢になりそうですね。