ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

日本株の強みを考える

今回は高い成長性を誇る米国株に比べ日本株にどんな強みがあるか考えてみました。

米国株について

米国は広い国土、理想的な人口増加率や人口動態からもたらさせる内需、先進技術や世界で通用する大企業など様々な要因から、世界中から優秀な人材や金が集まる最強の資本主義国家です。

 

ダウ平均株価はこの30年で約10倍に上昇しており、配当に関しても30年以上連続増配を続ける企業が80以上あるなどアメリカでは株主を大切にする風潮が根付いています。

日本株特有の性質

一方経済成長期の日本では企業間での持ち合いが盛んに行われており、1973年度末の法人持株比率は66.9%にも達していました。

 

しかしバブルの崩壊により業績の悪い株を持ち合う事が決算に悪影響を与える事が問題になり、持ち合いを徐々に解消する動きが広がりました。

 

そこで、各企業は個人投資家にも株を買ってもらうため様々な工夫をしていく事になります。

日本株の変化

まず配当利回りが大きく上昇し、東証1部の単純平均利回りは1998年3月期1.07%から2020年3月期には2.42%まで上昇しました。

 

安定株主を増やすため株式優待を出す企業も増加し2020年現在では上場企業の4割弱が優待を出すようになりました。

 

今では優待を目的に株を持っている方もいますが、日本以外では殆ど見られないので他の国の株と明確に差別化できそうですね。

まとめ

日本株にも株主に還元するという発想ができてまだ歴史が浅いのですが、逆に言うと連続増配企業が増える伸びしろもあるかもしれません。

 

もちろんインデックスを始めとする米国株投資は最適解の1つかもしれませんが、株主優待も合わせて活用できれば日本株も有力な選択肢の1つになるかもしれません。