2023年は比較的穏やかな一年となりましたが、今年は去年から引き継いだ不安要素が多くポジティブな見通しが立てにくいです。
それでも年始から暗いことを考えても仕方がないので今日は2024年の経済にとって良くなりそうな事を考えていきましょう。
①日本人の投資意識の変化
いよいよ今年からNISAの年間投資枠が拡充され、様々なメディアで取り上げられた事もあり投資に興味を持つ方が大きく増える事が見込まれます。
これまでの投資のイメージは個別株へ投資するハイリスクハイリターンな存在と認識する方が多かった印象ですが、インデックスファンドの様に長期投資に向いた商品の存在が広まる事は大きな進歩だと思います。
更にNISA制度で投資を体験した方の中から個別株など他の投資に興味を持ったり、家計を見直す方が出てくれば日本人が軽視してきたお金の勉強について真剣に考える良い機会になりそうですね。
②米国の金融政策正常化
米国は去年の中頃までハイペースで利上げを続け、地銀の破綻などいくつかの副作用が出つつもインフレ率は3%程度で下げ止まり、結果的に目標の2%には辿り着けませんでした。
今年は経済の状況を見ながら数回の利下げをするという見方があり、インフレ率を正常な水準で抑えながら利下げを実現できれば世界中の投資家の悩みの種が1つ減ります。
米国の政策金利は世界中の人に影響を及ぼすので、FRBがその手腕を発揮して良い未来に辿り着く事を祈っていきたいですね。
③東欧情勢正常化
ウクライナの反転攻勢は主に東部の戦線で停滞していて、互いに大きな人的・物的損害を出しながら膠着状態が続いているとされています。
ここで重要になってくるのが西側諸国の支援ですが、最大の支援国米国では今年のウクライナ向けの予算について与野党の合意が得られておらず、欧州でも支援疲れが見られます。
支援が遅れウクライナの様な広大な平野で塹壕戦をすると戦争が更に長期化する懸念があるため、厳寒期が終わった後状況が好転する事を祈りたいですね。
まとめ
今年は幾つも景気悪化が心配される要素がありますが、年初から落ち込むのではなく希望を持つ事が大切です。
もし途中で凄まじい暴落相場になったとしても、先にある希望を信じ落ち着いて行動したいですね。