今回は化学工業会社の昭和電工について調べてきました。
会社の概要
昭和電工は森コンツェルン傘下の日本電気工業と昭和肥料の合併により1939年に設立されました。
前身の昭和肥料は国内で初めて硫酸アンモニウムを製造し、コンツェルン傘下の昭和電工でアルミニウムの生産に成功するなど成果を上げていきました。
しかし、1965年に昭和電工の廃液による水銀汚染により第二水俣病が発生し、当時の政府の責任回避とも言うべき対応も加わり多くの被害者を出しました。
現在では過去の事故・トラブルを解析したり、事業場毎に管理値を設定するなどして化学物質の排出量削減や環境負荷低減に取り組んでおり、以前と比べて大幅に改善されました。
株価・配当について
株価:2,213円
配当金:130円
配当利回り:5.87%
配当性向:25.9%
経常利益・営業利益
財務指標について
自己資本比率:46.4%
ROA:4.4%(予想)
ROE:3.0%(予想)
まとめ
配当利回りは高いですが、これは株価の急落の影響によるものなので長期で持つには詳しい企業分析が必要だと思います。
一方株価の変動が大きいという意味では短期トレードに向いている銘柄と言えるかもしれません。
どちらにせよ、株は指標だけでなく会社の性質をよく理解する事が大切ですね。