今回は以前ブログで紹介した、花王を31年間積み立て投資した実験から長期保有の重要性を見ていきます。
下のグラフは1989年から2019年までの31年間で、毎年100万円ずつ積み立て投資したときの花王株の保有数です。
一見すると右肩上がりで保有数が増えているので、利益も同じように増えている様に感じます。
しかし、実際に投資金額と毎年の評価金額を比較すると以下の様になります。
2013年まで積み立て投資した場合の含み益は、約1,200万円で25年の投資で得られる結果としては物足りないものになります。
ところが花王株は2014年から高騰したので、2019年まで積み立て投資をした場合含み益は約1億2000万円となり膨大なリターンが得られます。
今後の花王株がどうなるかは分かりませんが、このケースでは2020年度の配当金が270万になる事を考えると今後も長期で保有していく事が重要です。
このように、長期投資をすると決めたら目先の株価に囚われず、数十年先を見据えて保有していきたいですね。