今回は、旧理研グループの名門製薬会社「科研製薬」について調べてきました。
企業の概要
科研製薬は、主に国内向けに関節機能改善剤や動脈硬化症治療薬を主力にしている中堅の製薬会社で、その他に動物の医薬品や農業薬品も手がけています。
これまでは収益源が国内に限られていましたが、欧米やアジアの現地社に主力製品のクレナフィンを導出するなど、少しずつ海外にも目を向けた動きが見られます。
株価・配当について
株価:4,295円
配当金:150円(6年連続固定配当&25年間減配なし)
配当利回り:3.5%
配当性向:42.9%
各種指標について
ROA:8.1%
ROE:9.7%
自己資本比率:83.5%
まとめ
国内の製薬会社の中では中堅に位置し海外進出が遅れているというデメリットはあるものの、薬業一本に絞った堅実な経営が特徴です。
配当面はここ最近の固定配当と25年の非減配期間、低めの配当性向が魅力的で、武田薬品のように無理をして配当を維持している企業と比べると今後の安定配当に期待できそうです。