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港湾への長距離攻撃について考える

ウクライナ軍は3月末頃からウスチ=ルガ港やプリモルスク港などサンクトペテルブルク近郊に連日長距離攻撃を行っていて、石油輸出に大きな影響が出ています。

 

今回はこの長距離攻撃の意図とこの攻撃が成立する意味について考えていきます。

石油輸出への影響

ロイターによると3月25日時点でロシアの石油輸出能力は少なくとも40%減少していると試算していて、港への攻撃が続けば石油輸出は抑えられ続けます。

 

また近隣のキリシ製油所など石油精製施設も行き場を失った原油が溢れる事を回避するため減産すると考えられ、単純に積み出しができない以上の損失が計上される可能性があります。

 

これにより石油の輸出先は中国など陸路が中心となりそうですが、輸出先が限定化される事で中国側から足元を見られ売値を抑えられる事も考えられます。

長距離攻撃が行える意味

サンクトペテルブルクを攻撃するには防空が機能しているモスクワの西を潜り抜ける必要があるので、恐らくウクライナ軍はロシア防空システムを1つずつ把握して破壊したり安全な迂回ルートを発見してきたものと思われます。

 

この厳しい防空体制を突破できる能力と最大射程でウラル山脈の東まで到達できるドローンがある事を合わせ考えると、ヨーロッパ側の都市は常に攻撃を受ける危険がある事になります。

 

そしてノウハウを更に積み上げていけば首都モスクワも安定的に攻撃できる可能性もあり、もしここまでくればドローンを使った戦術として世界中で研究されそうです。 

ロシア国民の士気低下

ロシアではテレグラムの様な通信アプリやVPNを使った通信を停止しつつ、マックスの様な政府系アプリを推奨する事で情報統制を行っています。

 

そんな状況では国民が手に入る情報は目の前に起こっている事だけになりますが、ロシア第二の都市が連日攻撃を受けているのを見た住民はロシアの防空体制を不安に感じ政府への不信感を募らせそうです。

 

今後はロシアの企業や大学で広く動員が行われる予定となっていますが、ウクライナの集中攻撃により士気が下がれば必要な人員が集まりにくくなるかもしれませんね。

まとめ

ウクライナのサンクトペテルブルクへの連日の攻撃により石油の積み出しに支障が出るなど、経済に深刻な影響が出ています。

 

また戦争を続ける上で重要な国民の戦争意欲も悪化させる効果がありそうなので、今後他の地域で似たような集中攻撃があるかどうか注目していきたいですね。