米トランプ大統領は下手な経済指標よりも経済に与える影響が大きく、彼の発言やSNSでの発信は世界中の投資家に注目されています。
ただ実際に毎日言動を追っていくと予想がつきにくい発言や、昨日と今日で変わる意見など癖の強さに翻弄される事がよくあります。
今回はトランプ氏の発言で注意するべき点を見ていきます。
常識外れの行動は撤回される
トランプ氏は通常では真っ先に否定される様な判断を平然と行い、後になって間違っている事に気がついて撤回する事がよくあります。
これはトランプ氏がスピードを最優先にして政策を行なっている弊害と考えられ、日々市場を混乱させています。
ですので例えばトランプ氏がインフレ局面で利下げをするといった常識では考えにくい発言があっても、最終的には撤回させる可能性が高いので、これをヒントにして投資判断を行わない事が重要です。
岩盤支持層を重視する
トランプ氏の代表的な支持層は共和党支持の労働者階級の方と福音派(プロテスタントの保守的キリスト教徒)の方で、共和党のイスラエル支持は福音派の影響を強く受けています。
上で常識外れの事は撤回されると言いましたがイスラエル関係に関しては別で、かなり無理をしてもイスラエルの意見を重視します。
ただ今年の末の中間選挙では無党派層の取り込みが重要とされているので、個人的には中間選挙前には中東での活動を辞め無党派層に受ける経済政策を強化すると思います。
絶対に敵に回せない存在
党派を問わず米国の大統領に強い影響力を持っているのがウォール街にいる金融・経済界の重鎮で、莫大な政治献金とロビー活動、そして時には経済に直接干渉できる立場を利用します。
この影響が強く出たのが去年の関税政策で、株価が大きく下落する事は彼らの機嫌を損なう可能性があり中国との関税の掛け合いを停止したと考えられます。
今後も利下げや企業に対する規制緩和を執拗に推し進める可能性があり、インフレ率など経済状況が許す場合はより実現する可能性が高くなりそうですね。
まとめ
トランプ氏の行動は下手な経済指標の動きよりも経済に影響を与えますが、行動が読みにくいので世界中の投資家が振り回されています。
ただ岩盤支持層の福音派やウォール街の重鎮の意見には否定できないとされているので、トランプ氏の関連ニュースを見る時はここを念頭に置きたいですね。