昨年12月に東京で中央アジアの国々と首脳会談があり、日本と域内の国々との国際協力について話し合われました。
今回は日本から見た中央アジアの重要性と今接近するべき理由について書いていきます。
ロシア離れと中国の接近
コーカサス地域の国々がロシアから離れた様に中央アジアの国々も経済的に親露か新欧米か揺れ動いている段階で、ロシア経済が今後弱っていくと他の取引先を探し始める事が予想されます。
そんななか中央アジアに注目している国が中国で、元々一帯一路政策で中央アジアの国々をアジアと欧州の結節点にしようとしていたため、投資や人的支援を行ってきました。
日本としてもこれに対抗して中央アジアと連携強化を狙う事で、将来的な陸運ルートの選択肢を広げる可能性を残す事ができます。
レアアース
中央アジアはレアアースの生産が活発な地域で、2025年にはカザフスタンで大規模な鉱床が見つかるなど将来的なポテンシャルも非常に高いと言えます。
日本では住友商事など巨大商社が現地企業と連携してレアアースを日本に輸入する活動を行ってきましたが、これに政府も加わると大規模化する事ができます。
そして一定のレアアースを確保できれば、今後地政学的リスクの高い国から輸入する量を減らせる事も期待でき、何らかの理由で有事になってもリスクを低減できます。
経済成長率
中央アジアの国々はGDPの成長率が6〜9%で出生率も3近くあり、今後長年の課題だった教育問題などが解決すれば将来的な発展性も秘めています。
そこで日本から技術や教育関係の支援・投資を行えばお互いに利益となり、理想的な国際協力になりそうです。
中国はマンパワーを使った爆発的な国際協力が得意ですが、日本は地味でも持続可能な支援を行い長い年月をかけて信頼を掴みとって欲しいですね。
まとめ
中央アジアはアジアと欧州を結ぶ要衝に位置していて、レアアースも豊富に採掘される事から今後国際的な存在感が強まると予想されます。
ただ中国がかなり前から支援や投資を行なっている地域でもあるので、中国とは違ったアプローチで関係を作っていけるかどうかが鍵になりそうですね。