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2025年のウクライナ情勢

今年もウクライナ軍は南東部ドネツク州を中心に防戦を行い圧倒的な戦力差があっても健闘しました。

 

今回は今年のウクライナ情勢で重要な要素を振り返っていきます。

①ポクロフスク攻防

今年を象徴する戦いはドネツク州の要衝ポクロフスクとそれに接するミルノフラドの激戦で、春ごろまではロシア軍の正面攻撃を何度も撃退してきました。

 

ただロシア軍はミルノフラド北東から回り込む動きを見せたり、ポクロフスクへの浸透作戦を行うなどして攻撃を続け、11月頃にはまとまった数がポクロフスク南部を制圧し市街戦に突入しました。

 

現在でもポクロフスクを南北に分ける鉄道の北側にウクライナ軍が布陣していますが、ロシア軍は損害を惜しまず攻撃を続けているので来年も激戦が続くと予想されています。

②後方への攻撃

今年からウクライナ軍が自前で開発したドローンやフラミンゴミサイルなどの長距離兵器を活用し、ロシアの石油精製施設や軍需工場、パイプラインを攻撃していきました。

 

当然ロシアも施設の修理を行っていますが西側の技術が必要なパーツは変えが効かず、その場合性能が完全に元に戻る事はないと考えられます。

 

個人的に驚かされたのはウラル山脈より東に何回か攻撃が成功している点で、迂回ルートも考慮して1600km以上離れた地点に攻撃できると仮定すると、ロシアの防空計画は複雑化します。

 

また精度の面では影の艦隊と呼ばれる西側の制裁逃れのための違法タンカーに複数回攻撃が成功している例もあり、来年以降は更に進化した攻撃が見られそうです。

トランプ氏の対応

政治的に懸念されたのは米トランプ大統領の対応で、就任当初はロシアよりの態度を見せゼレンスキー氏と激しい口論をする場面もありましたが、紆余曲折を経て中立寄りに落ち着いた印象があります。

 

現在の問題はトランプ氏の最後に会った人物の話を鵜呑みにする性質で、ロシア側の代表と会った際に言いくるめられる可能性もある点です。

 

また米国には東欧情勢に詳しい専門家や交渉のプロが多く居るのに、実際の担当者は不動産のプロやトランプ氏の身内など不適切な人材を選んでしまっているので、来年は人選が変わる事を祈っています。

まとめ

ウクライナドネツク州などで激しい戦闘を繰り返しつつ持ち堪え、ロシアの後方を叩く作戦を行う事でロシアの継戦能力を少しずつ削っています。

 

また米国の和平交渉は現状ではあまり上手くいっていないので、まず交渉役を東欧情勢に精通した人物に変更する必要があるそうですね。