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ポクロフスク防衛の意義

11月10日頃にポクロフスク市内でロシア軍の機械化攻撃が観測され、これまでの浸透作戦から都市の占領に移行しつつあり緊迫した状況になっています。

 

ただこの段階になってもこの都市を守る重要性は変わらないので、今回はその理由を紹介していきます。

①補給線の確保

ポクロフスクの1km東にはミルノフラドがあり、こちらは浸透作戦は防いでいるものの北東南の3方向から攻撃を受けているので自力で補給できない状況にあります。

 

現在唯一の補給線はポクロフスクとの間にあるリヴネという小さな町の南にある細い線だけなので、ポクロフスクが陥落するとすぐにミルノフラドも危機に陥ります。

 

ですので今後は北の補給線を全力で確保するかミルノフラドから兵を抽出してポクロフスクが先に落とされるのを阻止する必要があります。

②政治的意義

ポクロフスクの攻防戦は世界中が注目しているので、この拠点を失うとプーチン氏がトランプ氏に戦果を伝えやすくなり結果的にウクライナ支援が減らされる可能性もあります。

 

ただポクロフスクは前哨陣地も含め1年半ほど攻撃を受けているので、ロシア側から見ても攻略にあまり時間をかけ過ぎると国内外からロシア軍の能力に疑問を持たれる可能性もあります。

 

また時間を稼げばシリアやアフリカ諸国、コーカサス地域の国の様にロシア寄りだった国が離れる事も期待でき、これまで通りロシア側に時間の制約がある点は変わりません。

③戦力の引き付け

ポクロフスク方面にロシア軍は15万人以上の兵力を展開していてこの数字は妥当なものだと思いますが、他の戦線から部隊を引き抜いたり予備兵力を投入しているので、他の戦線では殆ど前進できていません。

 

この戦力が自由になれば、例えばドネツク州の重工業都市クラマトルスクへの足掛かりを作られる可能性もあるので、できるだけ長く引き付け戦力を消耗させる事が重要です。

 

またスームィなど北部の幾つかの戦線やドブロピリャ東方の突出部ではウクライナ側が有利に展開している報告もあり、これもポクロフスクで凌いでいる効果と言えます。

まとめ

ポクロフスクは侵入してきたロシア兵だけでなく車両による攻撃も行われる段階になっていますが、ここで凌ぎ続ける事でロシア軍の足止めになります。

 

個人的な予想では守備隊に相当な負担がかかっているものの、北部の補給線さえ維持すれば年内は持ち堪えられると思うので、1日も長く陣地を守れる様祈りたいですね。