ウクライナ戦争では様々な技術革新が起こり、第一次世界対戦で塹壕戦が主体となり戦車や戦闘機が登場した様に戦争の形を大きく変えています。
その中で最近注目されているのがAIを搭載した兵器で、戦争の常識を変えるだけでなく練兵の時間にも大きな影響を与える可能性があります。
今回はAIが搭載された主な兵器の紹介と戦争に与える影響について考えていきます。
AIドローン
AIをドローンに搭載する事でガイダンスシステムにより自動操縦で目標に向かう事ができ、相手の妨害装置の影響を殆ど受けずに攻撃できます。
この技術は数年前からありましたが、最近ウクライナのドローン企業ビリーが開発したビリー10FPVドローンは量産に成功し、価格も450米ドルほどと安価に抑えられています。
この安さであれば戦車一両を破壊するのに複数機使っても問題ありませんし、実践のデータを毎日収集する事でより精度を上げる事が期待できます。
AIスコープ
スナイパーライフルを使って狙撃をする場合、スナイパーの他に観測手という目標距離や風速を測定する兵士が必要になりますがAIを使う事で計算を代わりにしてくれます。
また最新のAI搭載型ライフルの中にはトリガーを引きっぱなしにしておいて目標に当たる時のみ弾が発射されるというものも登場していて、特に敵のドローンを撃ち落とす際に効果を発揮しています。
スナイパーは技術と忍耐力が必要な少数精鋭のエリートという印象がありますが、AIにより精度面が補助されるため身を隠しやすい女性の方が重宝されたり狙撃成績の悪い方もスナイパーになれそうですね。
AIがもたらす影響
AIの恩恵を特に受けるのが新兵で、ロシア側の新兵の役割は相手の砲兵の位置を特定するための囮や浸透作戦で相手陣地に潜り込むなど生存は期待されていませんが、ウクライナ側の新兵はAIの力で初日から戦果をあげる事も期待できます。
また占領地を増やすために歩兵が多く必要なロシアに比べ、守るウクライナは必要最低限の歩兵を用意すればドローンの操縦士やスナイパーとして育成する選択肢も取れます。
そして数年経って両軍の練度に差が出てくれば兵数の差を技術が埋める様になり、勝つのが難しいとされたこの戦争に光が差す可能性もあります。
まとめ
AIにより新兵や女性の兵士でもベテランと同じ様な戦果をあげられる可能性があり、データを蓄積する事によりAIの進化に繋がります。
そして何年も凌ぎ続けていけば兵数で劣っていても練度で上回る事ができ、戦局の打開に繋がるかもしれませんね。