ネコート式のんびり長期投資

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統計の信頼性について考える

7月の米雇用統計の結果が市場予想を下回り5月と6月の結果も下方修正され、米国経済はやや不調な状況にあります。

 

問題なのはトランプ大統領がこの結果が政治的に操作されたものだと主張し、労働省の担当局長を解任した事にあります。

 

今回は一連の出来事から今後起こりうる結果と望ましい統計のあり方について考えていきます。

今後の雇用統計

雇用統計は短期的な為替、株価に影響を与え、経済の先行きを予想する上でも重要な指標で、短期投機家から政治家まで世界中の方が注目している重要指標です。

 

ただ前の担当局長が解任された事で新しい局長は雇用環境が改善しなければトランプ氏にとって都合の悪いデータを公表する事になり、その程度によっては前の局長と同じ末路がを迎えるかもしれません。

 

こういう時数字を改竄して結果をよく見せようとするのはよくある事で、もしそれが米国で起こってしまうと大変な事態になります。

1番恐ろしい事

経済統計は健康診断の様なもので、肝臓に関する数字が悪いと酒を控えようとするのと同じ様に悪い結果にも意味があります。

 

統計の結果が悪い事よりもその結果が信じられないというのが1番恐ろしく、統計上の数字を改竄していくと段々実態との乖離が大きくなり最終的には統計が意味を成さなくなってしまいます。

 

そうなると当然政治判断にも影響が現れ、実際に生活している国民の望みと政治の方向性に大きな隔たりが生まれ、国民の不満が高まる可能性があります。

トランプ大統領の恐怖政治

トランプ氏は自身に都合の良いイエスマンで周りを固めていますが、今後中立的な立場でなければならない方も置き換えられる可能性があります。

 

例えばFRBのパウエル議長は利下げのタイミングでトランプ氏と異なる考え方を持っていますが、仮にパウエル氏の後任がトランプ氏の言うことを良く聞く人物になった場合FRBの頭脳は活かされず、行き当たりばったりなトランプ氏の考えがここにも反映されてしまいます。

 

これは他のあらゆる分野にも言えてトランプ氏が恐らく専門外だと思われる医療やIT技術歴史認識などあらゆる分野でトランプ氏の意見が反映され、どれだけ優秀な専門家がいようと意味がなくなってしまいます。

まとめ

経済統計の結果が悪いとその対策を行なって備える事ができますが、統計の信頼性が失墜すれば何を基準にすれば良いか分からなくなってしまいます。

 

またトランプ氏の周りにトランプ氏の顔色を窺ってばかりの人物が集まると彼らの専門性は活かされず、中立的であるべき機関がそういう状況になれば今よりも悪い未来が訪れるかもしれませんね。