ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

トランプ氏の気まぐれについて考える

トランプ大統領は就任時に100を超える大統領令にサインし大きな改革をアピールしていましたが、実際に失敗してからでないと方針を変えないケースが目立っています。

 

今回はトランプ氏の不安定な政策により世界中の人が迎えている危機について考えていきます。

聞き入れられない専門家の意見

トランプ政権の最大の問題は政権内に自身の意見に反論する人材が存在せず、イエスマンばかりを置いているために独裁国家と同じ様な欠点が発生していることにあります。

 

これにより明らかな悪政でもトランプ氏の独断で政策を実行に移す事ができ、現場で働く人や市場参加者が対応を迫られる事態になりました。

 

今後は米国の優秀な専門家の話を聞き入れ、コロコロと方針が変わるという失態を犯さない様にして欲しいですね。

人命の損失

トランプ氏の政策で特に影響を受けるのが米国が行なってきた人道支援への取り組みで、途上国に対する食料や医療支援を気まぐれで止めてしまうと助からない命が出てくる事が考えられます。

 

ウクライナでの戦いでも、ウクライナへの軍事支援を一時停止した際クルスク占領地の大部分を失い撤退戦を強いられる結果となりました。

 

トランプ氏の政策で金融市場や実態経済への影響も大きいですが、買い直せば良い金融商品や雇いなおせば良い労働者と違い人命というのは一度失われれば取り返しがつきません。

 

米国の大統領は裁量が大きい分自身の判断で数億、あるいは数十億の人間の命に影響が出る事があるという点を鑑み、もう少し落ち着いて決定を下して欲しいですね。

市場を覆う懐疑心

今週の世界の株価推移を見て分かる様に、トランプ氏の気まぐれにより関税政策の方針転換が行われた事で市場参加者の多くが影響を受ける事になりました。

 

トランプ氏がどういう思考で経済政策を行なっているか分かりませんが、ただ一つ分かる事は現在の株式市場は経済指標でなくトランプ氏の動きに連動するという異常事態になっている事だけです。

 

これだけ激しく株価が動くと不安に駆られ損切りに走ったり逆に信用取引で勝負をかける人も出てきそうですが、個人的にはトランプ氏の思考を理解している方以外は右往左往せずただ単に株を持ち続けるのが良い選択だと思います。

 

人生は長く投資期間全体の中でトランプ氏が大統領でいるのは僅かな期間だけなので、腰を据えてのんびりと相場に向き合っていきたいですね。

まとめ

トランプ氏の政権は独裁体制の様な状況となっていて政策をスピード感を持って進める事ができる一方、実際に失敗するまで方針転換ができない事もあります。

 

株式市場でもトランプ氏の一貫しない政策により動揺しそうですが、個人の投資家はマネーゲームに参加せず長期目線で落ち着いた投資を心掛けたいですね。