日本のプロ野球のファンにとって最近良い選手が次々メジャーリーグに流出するのは少し寂しいかもしれませんが、高いレベルの環境で日本の選手が通用しているのを見ると勇気を貰えますしエンタメとして非常に優秀だと感じます。
特に今年のプレーオフでは日本人選手同士がぶつかるカードが多い事から地上波で放送され、米国のファンより日本国内から視聴したファンの方が多かった試合もあり注目されました。
またこういったムーブメントはメジャーに関わる日本企業にも影響があるので、今回は日本人メジャーリーガーの増加により日本企業や経済にどのような恩恵があるか見ていきましょう。
①広告・宣伝
メジャーの試合中にはバックネット下や外野フェンスなど至る所に広告が並んでいて、試合前のコマーシャル映像や中継中に選手の詳細情報に横に添えられる様に企業名があったりと、あらゆる時間に宣伝をおこなっています。
メジャーの試合は米国だけでなく中南米や台湾、韓国など東アジア地域でも放送されているのでより宣伝効果が高く、世界で商品やサービスを展開したい企業にとって重要な足がかりになりそうです。
日本の名古屋の球団の様に貧打戦しかない球場で広告を出すよりも、ホームランが沢山出て繰り返しリプレイが流れたり夜のニュースで取り上げられる様な試合の方が広告効果が望めるので、今後もメジャーの球場広告に注目が集まりそうですね。
②テレビ中継
国内でメジャー観戦を行うには専門のチャンネルに登録する必要がありハードルが高いので、民放のテレビ局が試合を放送する事で物珍しさもあり注目されやすくなります。
放映権料が高すぎて赤字になった公共放送局や日本シリーズの裏番組でワールドシリーズの再放送を流して批判された局もありますが、毎年放送を繰り返す事でノウハウが蓄積していき問題も減りそうです。
今批判されている局もいっその事メジャーに特化する事で思わぬ好結果がでるかもしれないので、プレーオフやオールスターゲームだけでも粘り強く放送を続ける手もありそうですね。
③日本企業による球団運営
昔任天堂がマリナーズのオーナーをしていた様に日本企業がメジャーの球団を持つ事は夢物語ではなく、球団運営が上手くいっていないチームが助け舟を求めてくる様なシチュエーションがあればチャンスになります。
将来的にメジャーで日本人の監督やコーチをしたりGMや編成に加わる様な事になれば、豊富に資金を持つ日本企業がメジャーに注目する可能性もありビジネスの選択肢が広がります。
個人的には十数年後に影響力と人気がある大谷選手があるチームの監督になり、今年ドジャースに山本投手を呼び込んだ様に日本の企業や日本人選手を次々巻き込んでいけば引退後もメジャーリーグを盛り上げてくれると思っています。
まとめ
日本人メジャーリーガーが増えると日本企業の広告が増え、日本の地上波でも放送される機会も出てくると日本企業は良い宣伝になりメジャーリーグも新たなファンを獲得できるメリットがあります。
日本企業の球団運営については実現可能性は低いものの、これまで不可能を可能にしてきた大谷選手が重役になるようなチームが出てくれば日本のオーナー誕生も夢ではないかもしれませんね。