今回はベアリングや直動案内機器に強い機械部品メーカーの日本トムソンについて調べてきました。
企業の概要
日本トムソンは1950年にベアリングの販売を目的に創業した会社でIKO(Innovation、Know-how、Originality)を商標としていて、製品を大量生産するより創造性に富んだ技術開発型企業を目指しています。
主力製品の1つが国内で初めて自社技術で開発したニードルベアリング(針状ころ軸受)で、転動体に細い針状のローラを組み込む事で小型化に成功し、自動車や産業用ロボットなど幅広く使われています。
もう一つ紹介したいのが機械が直線運転を行う際に摩擦を軽減する役割がある直動シリーズで、1mm程度の小型のものから建設機械に用いられるような大型のものまで幅広く取り揃えています。
また長期メンテナンスフリーを実現するため微細な樹脂のパウダーを燃結成形して作った「Cルーブ」と呼ばれる潤滑部品や、精密位置決めテーブルなども製造しています。
株価・配当について
株価:492円
配当金:19円
配当利回り:3.86%
配当性向:48.9%
各種指標について
ROA:2.2%
ROE:3.5%
自己資本比率:62.4%
まとめ
日本トムソンはベアリングや直動案内機器に強い部品メーカーで、半導体製造装置に組み込まれている様な小型の部品から建設機械に用いられる耐久性の高い大型のものまで幅広く取り揃えています。
高配当株として見ると高配当に加え自己資本比率が高い点も魅力ですが、日本企業には半導体製造装置や自動車の部品を製造するメーカーが多数存在するので、できるだけ多くの会社と比較検討したいですね。