ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

米国株の買い時を考える

ドルベースで米国の株式市場を見ると弱気相場と言われる水準で推移していますが、同時に円安が進行したため日本から買う場合はそこまで割安感がありませんでした。

 

ただ、日銀が為替介入をした事で円安傾向の強かった為替相場に変化が出てきたので、今年の終わりにかけて買い場が来る可能性があります。

 

今回は狙い目の株の系統や、為替や米国の金融政策の状況について書いていきます。

狙い目の米国株について

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上のグラフはS&P500に連動するETFのVOOの年初からの値動きを円ベースで表したもので、ドルベースで20%以上下落していた事を考えると穏やかな価格推移に見えます。

 

これは株価の下落分を円安が相殺しているためで、最新の9月24日の時点で見ても年初からVOOは22.68%下落している一方、ドル円は24.5%円安に動いています。

 

ただ、グロース系のETFの1つQQQはー31.41%の下落を記録するなど円安でカバーできないほど下げているので、逆張り投資を得意にする投資家にはQQQやQYLDの様な銘柄が注目されそうですね

買い時を測る要素①米国の金融政策

米国の喫緊の課題は異常なインフレの抑え込みで、そのために金利上げたり、インフレを抑制する法案を打ち出したりと対策を行っています。

 

ただ、未だに先進国の適正なインフレ率である2%を大きく上回る8%前後で推移していて年内に問題が解決する可能性は低く、例え押さえこめたとしても経済の悪化は避けられないでしょう。

 

大底値で株を買うことを考えるとインフレ率が十分下がったタイミングとなりますが、これは経済学者やアナリストでも予想ができないので、株価が上がり始めてから一歩遅れて買いに向かう事をお勧めします。

買い時を測る要素②日銀の為替介入

冒頭にも言った通り政府・日銀は為替介入を行なっていますが、その規模や介入の条件は不明なので実際にはそこまでの効果は無いのかもしれません。

 

ただ、今回介入を行った1ドル=145円台が投機家にとって心理的な壁になると、株価が下落する一方円安が一定の水準で抑えられる可能性はあります。

 

外国株を買う時には為替の問題が付き纏うので、日銀の動きには常に気を配っていきたいですね。

まとめ

今年の米国株は全体的に下落していますが、同時に起こっている円安の影響で資産を買うタイミングが測りにくい相場になっています。

 

逆張り投資の場合はグロース株が狙い目ですが、実際にはインデックスファンドを長期で積み立てる方がリターンが良いというのも良くある話なので、結局はそれぞれに合ったスタイルを貫く事が大切ですね。