投資の格言に「売りは買いより難しい」というものがあり、売却タイミングは古今東西あらゆる投資家が頭を悩ませてきました。
そこで考えられるのが永久保有という考え方で、文字通り人生を終える、あるいは次世代に引き継ぐまで保有する事で売却タイミングの悩みから解放されます。
今回はそんな理想的な銘柄の条件について考えていきましょう。
前提として
永久保有について考える前に、そもそも殆どの投資商品は売却する事でキャピタルゲインを得る事を目的にしているので、構造的にいつかは売却しなくてはいけません。
王道と考えられている広く分散の効いたインデックスファンド、ハイリスクハイリターンな暗号通貨やグロース系の銘柄等はその典型です。
つまり永久保有できる投資対象は必然的にインカムゲインを生み出してくれるのが前提となりますが、個別株はどこまでいっても倒産リスクがあるので今回は除外して考えていきます。
投資対象①不動産投資
インカムゲインの王道といえば不動産で、目利きが必要なものの上手くいけば数十年にわたって家賃収入を生み出してくれます。
ただ不動産投資は、始めるまでに多額の初期資金や信用が必要で、購入後も不動産の修繕や保全、管理会社その他の人付き合い等、非常に手間がかかるので投資というよりは事業の側面があります。
投資対象②債券系の投資信託
何千銘柄にも分散された社債ファンドや政府系の債券ファンドは証券会社で簡単に取引でき、安定した利子収入を見込めます。
債券は株よりローリスクローリターンですが、金融商品の中でも王道なので、投資を数十年続けて資産を守りたい時には大きな活躍が期待できます。
投資商品③配当株系ETF
最後は人気が高い高配当ETFや連続増配系のETFで、個人的には米国のブラックロック社やヴァンガード社が取り扱う商品が有名です。
これらの商品は投資手法によってはコア資産になる素質もあるので、インカムゲインを始めたい方にはおすすめです。
まとめ
殆どの投資対象は最終的に売却する事を前提に作られているので、永久保有をするにはインカムゲインを得られる投資商品を選ぶのが基本です。
その中でも投資の難易度やリスクのリターンの大きさは異なるので、投資の目的に合った投資商品を選んでいきたいですね。