私が高配当株について調べる時、EPSや配当推移と同じくらい重視するのが配当性向です。
そこで今回は配当性向についての説明と、理想的な配当性向について考えていきます。
配当性向について
配当性向は、1株配当÷EPS(1株利益)で計算できる指数で、例えば配当性向が50%の場合その企業の純利益のうち半分を配当に回している事になります。
つまり配当性向は、企業が得た利益をどれだけ株主に還元しているかを測るのに役立つ指標で、特に配当を目的にした投資を行う場合チェックしておく必要があります。
配当性向は基本的に低いほど良い
配当性向は企業がどれだけ積極的に配当を出すかを表す指数なので一見すると高い方が良いように見えますが、実際は配当性向は低い方が長く配当を出して貰える事が多いです。
当然一部のREIT等、高い配当性向を維持しつつ高い配当を出し続ける事を目的にした銘柄もありますが、ポートフォリオのメインに据えるのは一般的ではありません。
理想的な配当性向
配当性向は低い程が良いとは言いますが、配当性向20%クラスの銘柄を基準にすると選択肢が狭くなってしまうので、個人的には40%以下であれば優良だと考えています。
この水準であれば、商社や銀行等メジャーな高配当株も選択肢に入りますし、銘柄を選べば増配を見込める場合もあります。
まとめ
高配当株の将来を予想するのにたくさんの指標がありますが、配当性向はその中でも重要です。
ですが、将来はもちろん明日の株価を当てられる人も誰もいないので、各投資家がしっかりとした軸を持って銘柄選びをすることが大切ですね。