今回は、ビックマック指数を使い日本円の価値の推移を見ていこうと思います。
ビックマック指数について
ビックマック指数とは、世界的に販売されているマクドナルドのビックマックの価格を用いて購買力の比較を行う指数で本来は他国との物価の比較等を行う時に使います。
今回は単純に過去のビックマックの国内における価格推移のみに注目し、日本の平均年収と比べていきます。
なお指数を公表しているイギリスの経済紙には指数が公表されていない期間があり、そこについては日本マクドナルドのHPを参照しているのであくまで参考程度にご覧下さい。
平均給与でビックマックがいくつ買えるのか?
上のグラフは日本人の平均年収をその年のビックマックの価格で割った値で、全体的に右肩下がりになっている事が分かります。
2000年にはその年の平均年収で約15,880個買えていましたが、2020年には約11,100個まで減少していて、この結果だけをみると日本円の価値は20年前から比べておよそ7割程に減少していることが分かりました。
総評
日本円の価値は急激に減少していて、今後も円安とエネルギー資源不足が続けば長期的なトレンドになりそうです。
それでもこれを悲観的に考えるのではなく、本業の収入UPや倹約、投資、副業などできることから対策していきたいですね。