インデックス投資は投資の最適解の1つとされていて、運用から取り崩しまで合理的な方法が確立されています。
しかし、最後には使わなければお金を増やした意味がなく、死ぬ時に1番お金持ちになるという本末転倒な結果になってしまいます。
そこで今回はインデックスファンドを4%ルールで取り崩していくとき、人生のどの時点で取り崩すと「取り崩して使った金額」が1番多くなるか実験してみました。
実験のルール
(1)今回のモデルで投資を行う人「Aさん」は20歳から投資を始め80歳で亡くなるとする
(2)年利回り7%のインデックスファンドに対し、取り崩す年になるまで毎年40万円を投資していく
(3)取り崩す年齢に達したら1年の初めに4%ずつ取り崩していき、取り崩した金額の合計を集計する
実験の結果
まずは積み立てが終わった時の資産額の推移で、投資期間が長くなるにつれ資産が加速度的に増えているのが分かります。
次が本題の年齢別の取り崩し額の合計で、60歳まで積み立てた場合が1番取り崩し額が多くなる事が分かりました。
個人的に気になったのは、10年だけ積み立てた30歳時点で取り崩しを開始した場合で、取り崩し開始時は570万円程度しかなかったのに最終的に2400万円も取り崩しているのは感覚と違っていました。
総括
積み立て投資は年数を多くかけると資産を伸ばす事ができ、使える金額が1番多くなるのは40年かけて積み立てて20年取り崩した場合でした。
今回は寿命が80歳の場合で実験しましたが、長く生きれば取り崩し期間も長くできるので、投資を早く始めて長く取り崩すのが大切だと学べましたね。