最近は投資や副業の種類が増え、サラリーマンが働く事で得られる労働収入が軽視されがちですが、日本で会社員や公務員をできるというのは大きな価値があります。
そこで今回は、サラリーマンの労働収入の価値について考えていきます。
日本の会社員の特徴
日本の一般的な企業のサラリーマンや公務員は、新卒一括採用で働き始め、年功序列によって昇給していくという特徴があります。
転職市場がそこまで大きくないので、会社を渡り歩くというよりは1つの企業に骨を埋めて定年まで働き安定収入を得て、老後は年金と退職金の取り崩しが王道のパターンです。
転職がしやすい国と比べ人材の流動性が低いのはデメリットですが、日本は創業から100年を超える長寿企業が世界で1番多く、1つの会社で安定して収入を得ていくという観点では日本人に合ったシステムと言えます。
このように良くも悪くも収入が安定しているのがメリットですが、これから副次的に発生する他のメリットを3つ紹介します。
①収入推移が読みやすい
結果を出さないと職を追われる仕事は少なく、会社員は労働法にしっかりと守られているので腰を据えて仕事に取り組めます。
また、年功序列が存在している会社が多いので、収入の推移も読みやすく人生で大きな支出を払う計画が立てやすくなります。
②積み立て投資と相性がいい
若いうちからガンガン稼いで大量に入金するのは難しいですが、毎月一定の入金を行うのは難しくないので積み立て投資はしやすいです。
会社員の生涯収入は2億円から3億円なので、その10%を広く分散された時価荷重型のインデックスファンドに積み立てていけば老後の強い味方になりそうですね。
③他の収入源につながる
副業を始める時もいきなり独立するのではなく本業を持ちながら小さく始める事で危険を減らす事ができます。
副業で稼ぐ為にはある程度の時間がかかるので、短期間で無理に稼ごうとせずじっくりと腰を据えて取り組んで行きたいですね。
まとめ
労働で得られる金額も勿論大きいですが、それ以上に安定収入が得られる安心感から他の事に挑戦したり定期的なキャッシュアウトが可能になります。
投資や副業で本業以上に稼ぐ人もいるかもしれませんが、今の仕事が嫌でなければ環境を変えない方が上手く行くかもしれません。