FIREという言葉は数年前まで投資系ブログや動画など限られた場所で聞かれましたが、最近はテレビやニュースサイトでも話題になる事が増えてきましたね。
個人的には賛同できない部分があったので、私のブログでは話題にすることはありませんでしたが、FIREの考え方自体には共感できる部分があるので、今回は私のFIREへの向き合い方について書いていきます。
FIREの概要
FIRE(Financial Independence Retire Early)は、経済的独立と早期退職を目標とする考え方のことで、関連書籍やSNSを通じてジワジワと認知度が上がってきました。
収入を増やして支出を減らし、意図的に貯蓄率を最大化し、時には貯めた資金で投資を行う事で定年までの期間を短くするのがFIREの主な目的です。
一昔前のアーリーリタイアといえばビジネスや投資で成功した一部の人のものというイメージがありましたが、ストイックな生活を強いられるものの一般の社会人でも達成可能という事がここまで広がった要因だと思います。
FIREの問題点
FIREを目指す人は、多くの場合支出の最小化と収入の最大化を目指しつつ、蓄えた金をインデックスファンド等に投資するという生活を送っています。
つまり、現役時代の楽しみよりも将来の引退時期を早める事を重視していて、実際に30代でFIREした方は1000万円近い手取りから800万円近く投資に回すという通常では考えられない生活を送っていました。
FIREの問題点は、前提として高い給料や副業による収入が必要で、かつ貯蓄率を上げるために現役時代の生活の満足度はかなり下がってしまう事にあります。
さらに引退後にインデックスファンドを4%ルールで取り崩すと、引退後に得られる所得は多くとも一般的な会社員の水準になるのでそこまで贅沢な暮らしはできません。
つまりFIREを達成するには、一般的に高い給料や副業で成功した上で、手取りを大幅に下回る水準の暮らしをしても心を平穏に保つ性格的な適性も必要となり、万人が目指せるものではないと言えます。
私の投資方針
私は、配当金を必ず再投資するのではなく日々の生活費や浪費に使いたいですし、インデックスファンドよりも優待株の方が好きです。
長年積み立て続けたインデックスファンドを取り崩すのは過去の実績から見ても合理的ですが、将来の引退時期を早めるよりも今の生活を楽にしたり優待品を楽しみに待つのが私にはあっています。
十分な資金が貯まれば形の上でFIREと同じになるかもしれませんが、それは数十年先の話だと思うのでもはやアーリーリタイアとは言わないでしょう。
まとめ
FIREは非常に現代的な発想で、みんなが同じ様な人生設計を送っていた時代とは異なり、多様性が感じられるのは良い事だと思います。
私は配当や優待を重視する事で、日々の生活をのんびりと楽しく過ごしていきたいですね。