ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

日本の高配当ETFに手を出しにくい理由

分散投資をする際、強い味方になってくれるのがETF(上場投資信託)で今は様々なテーマのものが存在しています。

 

私は高配当株に興味があるのでアメリカの高配当ETFを2種類保有しているのですが、日本株の高配当ETFは買っていません。

 

そこで今回は、個人的に日本の高配当ETFに手を出しにくい理由を書いていきます。

手数料が高い

海外の大手の投資会社であるBlackRockやVanguardが提供するETFは、規模の大きさから経費率が安く抑えられているのが特徴で、高配当ETFの場合経費率が0.1%を下回る銘柄も普通にあります。

 

しかし、日本の場合は投資会社の規模がアメリカに比べて小さいので経費率を上げざるを得ないのが現状です。

 

代表的な例を挙げると1489が経費率0.28%、1577が経費率0.32%となっており数倍の差をつけられているのは痛いです。

 

経費率の差は長期的に見た時にじわじわ効果が現れるので、日本株が米国株に対しトータルリターンや配当水準で大きく勝っていないと投資成績に大きく差をつけられてしまいます。

クセの強い銘柄が含まれている

日本株の高配当ETFには、低成長で高配当性向なJTを初め、各種自動車会社、銀行業、建設業、証券会社、化学系の会社など、景気敏感な企業が多くを占めているのでかなりバランスが悪いのが難点です。

 

配当利回りランキングの上位によくある株価が落ちているだけの見せかけの高配当株や、配当性向が100%を超えるような問題を抱えた株も混ざっている場合もあり、少なくともポートフォリオのメインに据えるにはかなりの危険を伴います。

まとめ

日本株の高配当ETFは投資会社の規模の差もあり、米国の高配当ETFに大きく劣っていると言わざるを得ません。

 

一方日本株の中にも良い株はたくさんあるので、個人的にはETFの力を借りずに個別株を組み合わせていきたいですね。