他国に比べて大きな成長が期待できない日本株にとって大きな魅力になっているのが株式優待です。
株式優待は多くの場合、配当と同じタイミングで会社の商品やサービス、優待券等が貰える人気の制度ですが、2020年に入って優待を出す企業が11年ぶりに減少に転じたというニュースが入りました。
そこで今回は転換点を迎えた株式優待について、株式優待投資の今後と私のスタンスについて書いていきます。
企業側のメリットについて
企業側から見ると株式優待を出す事で、個人投資家の様な小口投資家に長期的に投資して貰えるメリットがあります。
また優待券や商品を使ってもらうことでリピーターを獲得したり優良顧客を増やす事ができ長期的な売り上げの増加が狙えます。
企業側のデメリットについて
株式優待は海外で受け取る事はできないので、配当を求める海外投資家からは敬遠されやすくなります。
また一度優待を止めてしまうと株式優待目的の投資家が離れて行くリスクがあるので、安易な優待の停止や改悪がし辛くなり経営陣は難しい舵取りを迫られる事になります。
私のスタンスについて
私が投資している高配当株の中にも優待が貰える銘柄もいくつかありますが、企業の将来性や安定性を重視していて優待はあくまでオマケという考えです。
しかし優待というのは世界的に見て非常にユニークな制度なので常に数銘柄は優待株を保有していきます。
まとめ
どんな投資手法の良さが生きるかどうかは、各人の投資の目的による所が大きいです。
数ヶ月に一度は投資の目的と手段が合致しているか、また投資のトレンドにも注意を払っていきたいですね。