ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

老後の収支を黒字にするにはどうすれば良いか考える

少し前に金融庁の報告で、老後に必要な貯金が2000万円に上るという試算がありましたが、この数字は残りの寿命など不確定な要素が多いため、平時には手をつけず毎年黒字になるのが理想です。

 

そこで、今回は年金など老後の収入や支出について考えていき、毎月の収支を黒字にする方法について考えていきましょう。

老後の支出の目安

総務省家計調査(平成28年)によると60歳の無職世帯の1ヶ月の支出は23.9万円になるようなので、次では月の収入を25万円を目標に考えていきます。

年金について

今はiDeCo企業年金など様々な種類がありますが、普通の会社員や公務員が貰える老齢基礎年金や老齢厚生年金についてみていきましょう。

 

  • 老齢基礎年金:満額で約78万円
  • 老齢厚生年金:勤続年数×勤続期間中の平均年収×0.005481

 

老齢基礎年金は満額貰えるとして、厚生年金は個人差があるため、例として「勤続年数40年・勤務期間中の平均年収500万円」の場合は

 

40×5,000,000×0.005481=1,096,200

 

1階部分と合わせて1,876,200円となり、月平均は約15万6000円になります。

その他の収入について

目標の収入25万円には10万円程足りないので、その他の収入でカバーしていきましょう。

 

  • 積み立てNISA:時価加重型のインデックスファンドに20年間40万円ずつ年利5%で運用すると、最終的に1350万円になり、4%ずつ取り崩すと月々の取り崩し額は約4.5万円になります。

 

  • 高配当株:ある程度まとまった金額が必要ですが、2500万円を年利4%で運用すると月平均10万が得られます。

 

  • 債券:利回りはせいぜい2%程ですが、インデックスファンドと併用するなどしてリスクとリターンを調整できます。

 

私自身は高配当株を買っていますが、今は国内外の資産に気軽に投資できますし、私的年金も種類が豊富なので、柔軟に選択肢を選んでいきたいですね。

まとめ

金融庁の試算が出た時は、老後の生活を年金で賄おうと考えていた人から批判もでましたが、少子高齢化が進む社会では自身で備えを用意するのは大切です。

 

数十年先の将来の予想は難しいですが、定期的に試算を見直していき、予想と実態のギャップを少なくしていきたいですね。