最近は各国の緩和マネーが溢れ返り、株やゴールド、仮想通貨など様々な資産に資金が流れ込んでいます。
そこで私は、景気敏感株など株価が上がり過ぎている株を売り払い、次の景気後退期に向けキャッシュポジションの強化に充てようと考えています。
高配当株投資は本来、コツコツと高配当株を買い増していき毎年貰える配当金を増やすのが理想ですが、自分なりの売却のルールを持っておくといざという時に対応できます。
そこで今回は、高配当株を売っても良いと思える条件を3つ考えてきましたのでお付き合いください。
条件①:簡単に減配する銘柄
配当狙いの投資のメリットの1つに年間の配当金が読みやすい事があります。例えば一年後の株価を読むのは非常に難しいですが、1年後の配当金はある程度正確に予想ができます。
しかし、景気が悪くなった時に気軽に減配したり無配を行う様な株を保有すると、年間配当の予想に大きなブレができてしまいます。
私の過去に保有していた銘柄で言うと日○自動車がこれに当たり、こういう銘柄は一時的に高配当化しても配当が維持できない可能性があるので、買ってしまった自分のミスを認めて売るべきだと思います。
条件②:高騰した銘柄
配当金の推移は読みやすいと言っても景気敏感株の様に配当が安定しにくい銘柄が景気の影響で割高になっている場合は売却の余地があります。
例えば、株の含み益が年間配当の5倍になった時に売却すれば、以後5年間は株の価格変動リスクを無視して配当を受け取ったのと同じ金額を直ぐに得る事ができます。
もちろん上の例で言うと5年間株価が下がらず買い戻せない場合も考えられるので、リスクがあり賛否が分かれるかもしれません。
条件③時流に合わない銘柄
ここで言う時流とは、社会情勢や人々の考えの変化の事を言います。
1つ例を挙げると、多くの人々がタバコを吸っている時タバコ株は成長の余地がありますが、健康問題などが取り沙汰されタバコ市場が先細るとタバコ株の成長も望めなくなります。
他にも環境に悪い影響を与える企業や女性蔑視などの問題を抱える企業は、投資家に好感を持たれにくいので高配当銘柄であっても売りの対象になります。
まとめ
ここまで3つの条件を挙げましたが、初めに考えていたシナリオが大きく崩れたら売りを検討した方が良いかもしれません。
ある程度の株を持ち続けるのは重要ですが、そもそも直ぐに売りたくなる様な残念な株を掴まない事が大切です。