今回はどんな株が長期投資で損失が出るか調べるため、株価が減少傾向にある三菱自動車を積み立てる実験をしました。
実験のルール
- 投資期間は1990年から2019年
- 毎年、年の初めに100万円+配当金を100株単位で三菱自動車に投資する
- 税金その他の手数料は考慮しない
実験の結果
結果的に三菱自動車株19,100と現金約41万円が得られました。
2019年の三菱自動車の株価は572円なので株の評価額と現金の合計は約1133万円になり約1900万円近い赤字になりました。
ここで私が気になったのは保有数の推移のグラフが今までにないくらい綺麗な形になっている事です。
これは最初は株価が高く徐々に株価を落とし、保有数に対し評価額は反比例する様に急落している事を表しています。
ちなみに過去最高の利益を出した日本電産の保有数の推移は下のようになりました。
これを見ても分かるように序盤に保有数を急激に伸ばしているのに対し、中終盤は保有数の増加ペースは緩やかになっています。
この面積の広さが配当収入を押し上げてくれるので最終的なリターンに繋がります。
まとめ
バブル崩壊後にも堅調な経営を続けていた三菱自動車が苦戦している所を見るに30年後の未来を想像するのは容易ではありません。
ですから成長性の高い銘柄や高配当の成熟企業にバランスよく分散投資して今回の実験のように大火傷を負うリスクを下げる必要がありそうですね。