連続増配銘柄は米国株の独壇場
日本株は米国株に比べて長期間連続増配を続けている企業は少なく、特に30年以上連続増配を続けている企業は日本では1社だけなのに対し、アメリカではコカコーラやジョンソン&ジョンソンなど非常に多くあります。
つまり、連続増配銘柄の投資先は米国株の中から探した方が合理的ですし利益が出る可能性も高いとは思いますが、今回はあえて日本株の中で連続増配銘柄を探していきます。
日本企業も配当の重要性に気付いた
昔の日本では一般の人が株を買う敷居が高かったですし、企業間の株を持ち合いが盛んに行われていました。
しかし、現在では日本の企業も成長が緩やかになってきましたし、法律が改正され個人で投資がしやすくなったので彼らに株を買ってもえる様に配当を増やす企業が増えてきました。
実際に、2019年3月期の東証一部の企業の配当総額は約11兆7000億円と6年連続で過去最高を更新しているので、今後もこの動きが続けば日本企業も長期投資していく選択肢に入り得ます。
日本の連続増配銘柄を分析
それでは、具体的に日本株の中で私が有望だと感じた銘柄は以下の3つです。
○KDDI【9433】
○三菱UFJリース【8593】
○KDDI【9433】
株価:3139円
配当金:110円(予想)
配当利回り:3.50%(予想)
配当性向:41.7%(予想)
連続増配期間:16年
私が一番注目しているのはauブランドを展開しているKDDIです。
配当利回り連続増配期間共に申し分ありませんし、財務も安定しているので長期で持ちやすいですね。
○三菱UFJリース【8593】
株価:703円
配当金:25円(予想)
配当利回り:3.56%(予想)
配当性向25.1%(予想)
連続増配期間:19年
連続増配銘柄といえばリース関連銘柄がその代表ですが、今日は1つだけご紹介します。
この三菱UFJリースは利回り・配当性向がかなり魅力的で連続増配期間もトップクラスに長いのが強みです。
ただ、毎年の営業利益・経常利益共に右肩上がりとはいかないので、そこは注意しましょう。
株価:1,028円
配当金:30円(予想)
配当利回り:2.92%(予想)
配当性向:94.8%(予想)
連続増配期間:19年
最後は、個別指導の明光義塾でお馴染みの明光ネットワークジャパンです。
配当性向が凄まじい事になっていますが、年によっては100を超えたり50台付近まで落ちたりと不安定なので、注意していきましょう。
まとめ
私自身、今日調べてみて意外と日本株の中にも連続増配銘柄が多いと感じました。
やはり企業分析をする時は色々な角度から企業を見ることが大切ですね。